2008年6月13日金曜日

ぎっくり腰ではなく…?

ぎっくり腰ならともかく、ぎっくり背中なんて初めて聞く方が多いでしょう。
このぎっくり背中、実は頻度は多いものの、単純に背中の痛みでひとくくりされている為、名前そのものに馴染みがないかもしれません。

しかし症状を聞いてみれば、「自分もなったことがあるかも…?」そう思わずにはいられないぎっくり背中。

肩こりや腰痛からも派生する可能性があります。
背中の痛みだと一まとめにせず、何がぎっくり背中で何が違うのか、見極めて行きましょう。

2008年5月2日金曜日

どうして「ぎっくり背中」になったのか

日常生活を送る上で突然背中に痛みが走ったり、いつの間にか背中の痛みが慢性化していたり…。
背中の痛みも悪化すれば日常動作に支障が出る場合があります。

テレビ、新聞、雑誌…いろいろ調べてみると、ぎっくり腰は目につきますが、ぎっくり背中はなかなか見かけることがありません。

それもそのはず、ぎっくり背中とは正式な病名ではなく、ぎっくり腰を経験した一部の人が、背中に急性の痛みを覚え、ぎっくり腰の症状とよく似ているから名づけたものだからなのです。
道理で調べてもあまり出てこないわけですね。

2008年4月24日木曜日

知名度と患者が反比例

正式名称でも医学的な用語でも無く、知名度が低いぎっくり背中ですが、それと反比例するように、ぎっくり背中と思わしき患者は少なくありません。

よく、背中が痛いといいつつ腰の上部を指差している方がいます。
もし、腰痛を腰椎のある所までとするならば、ぎっくり背中で表される範囲は、肋骨のあるある範囲の背部となり、とても広くなります。
なので、個人により痛みを感じる部分が、背中の中央であったり、肩甲骨であったり…バラつきがあるわけです。

もしぎっくり背中であるなら、急な痛みを肩甲骨内側や、背骨付近、肋骨付近に感じる事があるやもしれません。
そうなってしまったら、体や腕を動かすたびに痛みを感じるので動作が制限され、咳払い1つするのに恐々しながら…となる事も考えられます。

2008年3月29日土曜日

ぎっくり背中の原因は?

上記で述べたような ”背中にあたる部分” は、肩こりや腰痛になると、筋肉が硬く張ってしまうなどの悪影響を受ける事があります。

1本の背骨を頚椎(首)、胸椎(背中)、腰椎(腰)と分けて考えて見てください。
首や腰と比べ、背中部分の構造は他と大きく異なります。
首、腰の骨が前方へカーブしているのに対し、背中部分は後方へカーブしており、生理的に内臓を収めやすいようになっており、肋骨で安定させています。

その繊細さ故か、背中の筋肉や関節は、肩こり、腰痛に伴う筋肉バランスの崩壊、悪姿勢の影響を受けやすいといわれています。
肋骨・背骨の連結部分に負担がかかると、呼吸をするだけで痛みを感じる事もあるようです。
そうなると背中の筋肉の過度な緊張、筋繊維の微細断裂を疑うざるを得ません。

2008年2月22日金曜日

ぎっくり背中が起きる瞬間

ぎっくり背中と呼ばれる状態になっている場合、ちょっとした簡単な動作や咳、くしゃみなどの衝撃で背中が激しく痛む事があります。
その痛みは時に胸部へ響くことも懸念されます。

ぎっくり背中…ぎっくり腰同様、ふとした拍子に突然襲ってくる痛みであることは、そのネーミングから想像できると思います。
※例外的に、朝起きたら痛くなっているなど、動作を切欠としないケースもあります。

肩こり、腰痛を原因とした頚部、腰部を支える筋肉のバランス崩壊、機能低下…そして疲労蓄積を原因としてぎっくり背中を発症する場合もあります。
日頃このような不調を自覚している人、無自覚の人も背中に激痛が走ることがあります。

以下のような瞬間、ぎっくり背中を発症する可能性があります。

・頭上の荷物を取ろうと腕を伸ばした瞬間
・ゴルフやテニスなど、腕を使い体を捻る動作のスポーツを久しぶりに行う時
・深呼吸をしようと体を伸ばした瞬間
・デスクワーク中、椅子に座ったままの状態で床の物を拾おうとした時
・服の袖に腕を通そうとした時
・くしゃみ、咳の瞬間


もし、背中の痛みと同時に胸部の痛み、息苦しさ、発汗…更に、絶え間なく強い痛みを背中に感じ、寝ている時も辛い…そんな事があるようでしたら、早めに病院へ行きましょう。
自己判断が難しい場合も、不安回避や内臓の病気が原因でないと安心を得ることができ、ストレスの軽減に繋がります。